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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻9号

1976年09月発行

文献概要

心臓病診断へのアプローチ—問診を中心に

その他の心徴候

著者: 前田如矢1 広木忠行2 石川恭三3

所属機関: 1阪市大第1内科 2福岡大第2内科 3杏林大第2内科

ページ範囲:P.1318 - P.1323

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 石川(司会)今回は,このシリーズの最終回として,心疾患以外の疾患に,むしろ一般的な症状で,しかも,それらの症状がときに心疾患の存在を強く示唆するものに焦点を合わせて話をすすめてゆきたいと思います.前田先生,まず,どういう訴えがありますか.
 前田 とくに脳の障害として受け取られる傾向にあるものの中で,失神syncopeがあります.本態は,心臓血管系統に異常があるものがわりあい頻度としては多い.そのほか,喀血,易疲労性,乏尿,夜間多尿,不眠,発熱,さらには咳,頭痛,痙攣,目まい,しびれ感,肩こり,耳なり,いろいろあります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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