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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻1号

1977年01月発行

文献概要

今月の主題 心筋梗塞—今日の問題点 新しい診断技衛からみた心筋梗塞 カラーグラフ

心筋梗塞のシンチグラム

著者: 岡部眞也1 友田春夫1 笹本浩1 鈴本豊2

所属機関: 1東海大循環器内科 2東海大放射線科

ページ範囲:P.46 - P.53

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はじめに
 彪血性心疾患を評価する際に,心筋局所の虚血または壊死を直接に描出することができれば.病態の把握と治療方針の確立にきわめて有利である.これは.急性心筋便塞においてとりわけ重要な情報であると思われる.
 最近,核医学の分野で,装置の改良と優秀なアイソトープの開発により.心筋シンチグラムが急速な進歩を示し,この問題に関して新しい展望が開かれた.本稿では.急性心筋梗塞巣を描出する万法として,テクネチウム-99mピロ憐酸(99mTc PYP)を用いる心筋梗塞シンチグラムについて、また、心筋の虚血を描出する方法として,タリウムー201(201TI)を用いる心筋灌流シンチグラムについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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