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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻11号

1977年11月発行

文献概要

今月の主題 呼吸不全とその管理 急性呼吸不全の治療

PEEP療法—終末呼気陽圧呼吸

著者: 大畑正昭1

所属機関: 1日大第2外科

ページ範囲:P.1564 - P.1566

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はじめに
 急性呼吸不全の治療法としては,従来より酸素療法と間歇的陽圧呼吸(IPPB:intermittent positive pressurebreathing)が用いられてきたが,高濃度酸素による酸素中毒や,IPPBを同じ換気量で長期に行うと肺胞の虚脱が起こることが認められ,低い酸素濃度で,しかも肺胞虚脱を防ぐという考えから,1969年以来,いわゆるARDS(adult respiratory distress syndrome)の治療に持続陽圧呼吸が用いられてきた.とくに1973年頃から終末呼気に陽圧をかける終末呼気陽圧呼吸(PEEP2):positive end-expiratory pressure breathing)が重症の呼吸不全例の低酸素血症の改善に役立つことが認められ,今日広く臨床的に用いられている,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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