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臨床病理医はこう読む—免疫血清検査・3
梅毒の血清反応
著者: 伊藤忠一1
所属機関: 1岩手医大中検
ページ範囲:P.1608 - P.1609
文献購入ページに移動 ガラス板法4倍,緒方法40倍の低抗体価陽性の場合として,①先天梅毒,②第3期潜伏梅毒,晩期梅毒,③治療後の梅毒,④体液性免疫不全の梅毒,⑤抗体上昇期にある初期梅毒,⑥BFPなどが考えられる.上記のうち①,②,③はTPHA陽性であるが,⑥においては陰性である.したがって,本症例はBFPの可能性がきわめて強い.④および⑤では,場合によってTPHAは陽性であったり,陰性であったりする.
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