icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

臨時増刊特集 診断基準とその使い方

I.循環器疾患

房室ブロック

著者: 松尾博司1

所属機関: 1東大第2内科

ページ範囲:P.1687 - P.1689

文献概要

概念
 房室ブロックの診断は,脈の触診(脈拍の数や規則性),心臓の聴診(I音の大きさやその変化),頸静脈波の視診(心房拍動数)などによってもある程度まで可能であるが,心電図によって初めて確かなものとなる.
 これまで多くの研究者によって,心電図による房室ブロックの分類および診断基準が発表された1〜5)が,それぞれに問題があり,広く認あられたものは未完成の現状である.しかし,表に示したように,ブロックの程度によって1〜3度に分け,またHis束心電図によってAHブロックとHVブロックに大別することには問題はないと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら