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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

臨時増刊特集 診断基準とその使い方

II.呼吸器疾患

無機じん肺

著者: 瀬良好澄1 姜健栄2

所属機関: 1国立療養所近畿中央病院 2国立療養所近畿中央病院内科

ページ範囲:P.1742 - P.1745

文献概要

概念
 粉じんを吸入することによって起こる肺線維症をじん肺といい,多くは職業的に発生する.遊離けい酸(SiO2)によるけい肺(珪肺)は無機じん肺の代表をなし,その発生があらゆる産業に分布していることから患者数も圧倒的に多い.無機じん肺の種類とその起因物質を表1に示したが,けい肺は結核,石綿肺は肺癌および悪性中皮腫を合併しやすく,アルミ肺は自然気胸を併発しやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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