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文献概要
臨時増刊特集 診断基準とその使い方 II.呼吸器疾患
非定型抗酸菌症
著者: 山本正彦1
所属機関: 1名市大第2内科
ページ範囲:P.1746 - P.1748
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非定型抗酸菌症(atypical mycobacterial disease)は非定型抗酸菌(atypical mycobacteria)による感染症である.非定型抗酸菌は単一の菌の名称ではなく,ヒト型結核菌M. tuberculosis(ウシ型菌M. bovisをも含む)以外の抗酸菌を示す総括名*である,したがって,本菌はそれぞれの菌種に分類する必要があり,現在わが国においては結核病学会抗酸菌分類委員会試案1)(図)によることが推奨されている.
非定型抗酸菌症の大部分は肺疾患であるが,一部にはリンパ節疾患,皮膚疾患,骨疾患,髄膜炎,全身播種型疾患などの肺外疾患2)もみられている.
非定型抗酸菌症(atypical mycobacterial disease)は非定型抗酸菌(atypical mycobacteria)による感染症である.非定型抗酸菌は単一の菌の名称ではなく,ヒト型結核菌M. tuberculosis(ウシ型菌M. bovisをも含む)以外の抗酸菌を示す総括名*である,したがって,本菌はそれぞれの菌種に分類する必要があり,現在わが国においては結核病学会抗酸菌分類委員会試案1)(図)によることが推奨されている.
非定型抗酸菌症の大部分は肺疾患であるが,一部にはリンパ節疾患,皮膚疾患,骨疾患,髄膜炎,全身播種型疾患などの肺外疾患2)もみられている.
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