icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

私の経験例

体質性黄疽(Gilbert病)

著者: 革島恒徳1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院内科

ページ範囲:P.1816 - P.1816

文献購入ページに移動
 患者は31歳男性.主訴は黄疸.既往歴として23歳より25歳まで黄疸で3回入院,飲酒,輸血歴なし.病名は不明.家族歴では祖父が胆嚢癌で死亡,甥が先天性胆道閉塞症で死亡.現病歴としては20歳頃より易疲労性であり,時々軽い黄疸を生じていた.昭和51年5月,黄疸の精査目的で外来を受診した.
 外来時検査成績 TP 8.0g/dl,ChE 0.89 ⊿pH,GOT 16KU,CPT 10KU,Al-P 5.1KAU,総ビリルビン(以下ビと略)7.9mg/dl,間接ビ 6.0mg/dl,LAP 150GRU,LDH 320Wr.U,RBC 516×104,Ht 44.9%,Hb 15.0mg/dl,MCV 87μ3,網状赤血球数 2‰,尿中Bilirubin(-),尿中Urobilinogen 2.0UE.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?