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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

臨時増刊特集 診断基準とその使い方

IV.肝・胆道・膵疾患

慢性肝炎

著者: 市田文弘1

所属機関: 1新潟大第3内科

ページ範囲:P.1822 - P.1824

文献概要

はじめに
 慢性肝炎のための補助診断法には,近年種々の改良が加えられているが,診断をめぐっていくつかの問題点は依然として議論が多い.一般には臨床症状,肝機能検査成績,肝生検組織診断によって慢性肝炎の診断が試みられるが,これら3者間の相関が不確実な場合が多く,正確に診断できるのはやはり肝生検による組織学的所見からである.それ故に,わが国における慢性肝炎の診断基準は,1967年第1回犬山シンポジウムにおいて定められた慢性肝炎の組織学的定義,および分類を根底において,臨床症状,諸検査成績がそれを補足して,診断されている現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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