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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 診断基準とその使い方 IV.肝・胆道・膵疾患

体質性黄疸

著者: 瀧野辰郎1

所属機関: 1京府医大第3内科

ページ範囲:P.1842 - P.1846

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概念
 先天性のビリルビン代謝異常に基づく過ビリルビン血症(過「ビ」血症と略す)で,過「ビ」血症の原因として,著明な溶血,光顕レベルの肝細胞障害,胆道の閉塞機転などが認められないものを体質性黄疸constitutional jaundiceあるいは体質性過「ビ」血症constitutional hyperbilirubinemiaという.本症の病因はいまだ十分に解明されていないが,肝細胞におけるビリルビンの摂取,抱合,移送,排泄の機構になんらかの先天的な欠陥があると考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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