文献詳細
文献概要
臨時増刊特集 診断基準とその使い方 VI.神経・筋疾患
脳血管疾患
著者: 田崎義昭1
所属機関: 1北里大内科
ページ範囲:P.1950 - P.1954
文献購入ページに移動はじめに
脳血管疾患の診断は,最近種々な補助診断法の導入により容易なものになりつつある.補助診断法としては,これまで主に脳血管撮影,脳スキャンなどが用いられてきたが,現在ではcomputed tomography(CT)が使用されるようになり,きわめて精度の高いものになりつつある.しかしCTを設置してある病院はまだ数少なく,突発する脳卒中患者をCTのある施設まで移送する体制も整備されていない.したがって現状では,実地医の大多数は往診先で脳血管疾患の大まかな診断をせねばならない.ここではベットサイドでの脳血管疾患の診断に必要なポイントをあげておこう.
脳血管疾患の診断は,最近種々な補助診断法の導入により容易なものになりつつある.補助診断法としては,これまで主に脳血管撮影,脳スキャンなどが用いられてきたが,現在ではcomputed tomography(CT)が使用されるようになり,きわめて精度の高いものになりつつある.しかしCTを設置してある病院はまだ数少なく,突発する脳卒中患者をCTのある施設まで移送する体制も整備されていない.したがって現状では,実地医の大多数は往診先で脳血管疾患の大まかな診断をせねばならない.ここではベットサイドでの脳血管疾患の診断に必要なポイントをあげておこう.
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