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臨時増刊特集 診断基準とその使い方 VI.神経・筋疾患
くも膜下出血
著者: 加川瑞夫12
所属機関: 1東女医大脳神経センター 2東女医大脳神経外科
ページ範囲:P.1956 - P.1960
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くも膜下出血とは脳脊髄くも膜下腔への出血を意味する一つの徴候であり,起因疾患は必ずしも少なくない.症候学的には極あて特徴的な病像であり,突発する激しい頭痛,一過性意識障害,髄膜刺激症状,多くの場合局所神経症状を欠いており,血性髄液を証明する.これら臨床病態をもつものをくも膜下出血という.
文部省脳卒中研究班(1962)の診断基準によれば,くも膜下出血の診断基準は表1のごとくである.
くも膜下出血とは脳脊髄くも膜下腔への出血を意味する一つの徴候であり,起因疾患は必ずしも少なくない.症候学的には極あて特徴的な病像であり,突発する激しい頭痛,一過性意識障害,髄膜刺激症状,多くの場合局所神経症状を欠いており,血性髄液を証明する.これら臨床病態をもつものをくも膜下出血という.
文部省脳卒中研究班(1962)の診断基準によれば,くも膜下出血の診断基準は表1のごとくである.
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