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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 診断基準とその使い方 VI.神経・筋疾患

運動ニューロン疾患

著者: 近藤喜代太郎12

所属機関: 1新潟大脳研 2新潟大神経内科

ページ範囲:P.1986 - P.1989

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定義
 運動ニューロン系を選択的に侵し,徐々に進行する成人期の原因不明の変性疾患を運動ニューロン疾患(motor neuron disease,MND)と総称する.本症の歴史はCharcot(1869)の講義に始まるとされる.その詳細は萬年(1968)に再録されているが,女に多いと述べた誤りを除けば,今日なお生命を保っている.
 なお,運動ニューロン系にほぼ限局する変性疾患には,幼小児期に起こるWerdnig-Hoffmann病,青年〜中年期に起こり,近位筋萎縮を呈するKugelberg-Welander病はじめ,種々の特殊な疾患があるが,これらはMNDには含めないのがふつうである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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