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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

臨時増刊特集 診断基準とその使い方

VI.神経・筋疾患

癌性ニューロパチー

著者: 本多虔夫1

所属機関: 1横浜市民病院内科

ページ範囲:P.2006 - P.2007

文献概要

 悪性腫瘍の経過中に神経筋症状がみられることは稀ではない.このような症状の多くは,原発腫瘍,転移腫瘍による神経系の直接侵襲によるものであるが,その一部は腫瘍に対する治療の副作用によるもの,腫瘍に合併する循環障害によるもの,感染によるものなどである.しかし稀に原因不明の神経筋疾患が悪性腫瘍と相前後して発症することがあり,これら一群の神経筋疾患が"癌性ニューロパチー","癌性ニューロミオパチー","paraneoplastic syndrome","paracarcinomatous neurologic disorders","remote effects of cancer on the nervous system"などの名でよばれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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