icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

臨時増刊特集 診断基準とその使い方

VII.膠原病・免疫・アレルギー疾患

リウマチ熱

著者: 大国真彦1

所属機関: 1日大小児科

ページ範囲:P.2016 - P.2019

文献概要

はじめに
 リウマチ熱の診断はむずかしいといわれる.これはリウマチ熱の場合,診断上の決め手がないことによる.そのために,実際臨床上に極めて多くのoverdiagnosisとunderdiagnosisがみられる.これはリウマチ熱が溶連菌感染そのものではなく,その成立にはアレルギー性あるいは自己免疫性機転が関与しているために病像が極めて複雑になることにもよるし,また個々の症状に対する一般の理解が不十分なことにもよると考えられる.そのために改訂Jones基準をもとにして,厚生省研究班によるリウマチ熱の診断および治療基準が定められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら