文献詳細
臨時増刊特集 診断基準とその使い方
VII.膠原病・免疫・アレルギー疾患
文献概要
概念と分類
多発性筋炎と皮膚筋炎はいずれも筋に一次性の炎症性反応を伴って筋変性を示す疾患で,その分類や定義は未だ一定の見解に達していない.皮膚科領域では,多発性筋炎は皮膚症状のない皮膚筋炎と考える人も少なくないが,内科領域では両者およびその類縁疾患を含めて広義の多発性筋炎ないし多発性筋炎症候群として取り扱っているものが多い.
内科では一般にWaltonおよびAdams1),ないしPearsonの分類が用いられ(表1)ているが,その分類の基準も少し曖昧で,なかなか判然としていない傾向がある.
多発性筋炎と皮膚筋炎はいずれも筋に一次性の炎症性反応を伴って筋変性を示す疾患で,その分類や定義は未だ一定の見解に達していない.皮膚科領域では,多発性筋炎は皮膚症状のない皮膚筋炎と考える人も少なくないが,内科領域では両者およびその類縁疾患を含めて広義の多発性筋炎ないし多発性筋炎症候群として取り扱っているものが多い.
内科では一般にWaltonおよびAdams1),ないしPearsonの分類が用いられ(表1)ているが,その分類の基準も少し曖昧で,なかなか判然としていない傾向がある.
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