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臨時増刊特集 診断基準とその使い方 VII.膠原病・免疫・アレルギー疾患
全身性強皮症
著者: 菅原光雄1
所属機関: 1弘前大皮膚科
ページ範囲:P.2028 - P.2030
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本症はZactus Lusitanusにより1634年に記載されたのが嚆矢とされている.1945年,Goetz2)はprogressive systemic sclerosis(以下PSSと略)なる病名を提唱した.本邦では,強皮症のほかに鞏皮症,硬皮症なる病名も同義語に使用されてきている.
本症はPSSの病名が示すように,徐々に進行する全身性硬化を基調とする疾患であり,皮膚の病変に関しては,その経過により,①浮腫期,②硬化期,③萎縮期に大別される.すなわち,それぞれの経過に従い,皮膚硬化性,血管運動性病変が出現するわけであるが,さらに内臓における諸病変が並行して発生するのが特徴である.
本症はZactus Lusitanusにより1634年に記載されたのが嚆矢とされている.1945年,Goetz2)はprogressive systemic sclerosis(以下PSSと略)なる病名を提唱した.本邦では,強皮症のほかに鞏皮症,硬皮症なる病名も同義語に使用されてきている.
本症はPSSの病名が示すように,徐々に進行する全身性硬化を基調とする疾患であり,皮膚の病変に関しては,その経過により,①浮腫期,②硬化期,③萎縮期に大別される.すなわち,それぞれの経過に従い,皮膚硬化性,血管運動性病変が出現するわけであるが,さらに内臓における諸病変が並行して発生するのが特徴である.
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