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臨時増刊特集 診断基準とその使い方 VII.膠原病・免疫・アレルギー疾患
Buerger病
著者: 三島好雄1
所属機関: 1東大第1外科
ページ範囲:P.2035 - P.2037
文献購入ページに移動Buerger病は青壮年男子の下肢に好発し,再発をくり返す傾向にあって,わが国では一般に四肢慢性動脈閉塞疾患の過半数を占めているが,実際にはいわゆるbasket diagnosisとして安易に用いられている.
Buerger病を定義すれば,閉塞性血栓血管炎(thromboangitis obliterans)とは四肢,稀に内臓の動静脈の分節的疾患であって,動静脈壁全層のびまん性,炎症性,増殖性,非化膿性の病変ならびに罹患血管の血栓性閉塞を特徴とし,青壮年男子に主にみられる,ということになる.
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