icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

臨時増刊特集 診断基準とその使い方

IX.血液・造血器疾患

再生不良性貧血

著者: 高久史麿1

所属機関: 1自治医大内科

ページ範囲:P.2088 - P.2090

文献概要

概念
 再生不良性貧血は原因となる他の疾患がなくて赤血球,顆粒球,血小板の3系統の血球の産生が低下した病的状態で,その結果として,末梢血液中では汎血球減少症が,骨髄では低形成が起こってくる1〜4)
 表1に示したごとく,再生不良性貧血には原発性のものと,薬剤などによって起こった二次性のものとがあり,原発性の型のうち,手足の骨の奇形,皮膚の色素異常沈着,染色体の異常などを伴ったものをFanconi貧血と呼んでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら