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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 診断基準とその使い方 IX.血液・造血器疾患

Banti症候群

著者: 衣笠恵士1

所属機関: 1都立駒込病院内科

ページ範囲:P.2102 - P.2105

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はじめに
 Banti(1894)が主張したような意味でのMorbus Bantiに関しては,記載された当時から数多くの議論がくり返されて今日に及んでいることは衆知のごとくであり,病理学的には脾のFibroadenieを原発としたBantiの考えたような病態はほとんど否定され,臨床の側からも疾患の独立性を主張するものはほとんどいない現状である.
 しかし,日常の診療に携っていると,大きな脾腫と貧血,または汎血球減少症とを主症状とした症例に接する機会は少なくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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