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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 診断基準とその使い方 IX.血液・造血器疾患

赤血球増加症

著者: 外山圭助1

所属機関: 1慶大内科

ページ範囲:P.2114 - P.2116

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概念
 赤血球増加症(erythrocytosis)とは赤血球の増加をいう.一方,多血症(polycythemia)とは,厳密には全血球の増加を意味するが,一般には赤血球増加症とほぼ同義語に使用されている.真の赤血球増加症は総循環赤血球量(total RBC volume=TRV)の増加を指す.症状としては顔面や粘膜の紅潮,Ht値の増加,赤沈値の減少がみられる.診断には血液値が大体正常値+2標準偏差以上であれば赤血球増加症が疑わしくなるので,その診断基準は表1に示すごとくになる.
 赤血球増加症は病態により次のごとくに分類される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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