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臨時増刊特集 診断基準とその使い方 IX.血液・造血器疾患
原発性マクログロブリン血症
著者: 河合忠1
所属機関: 1自治医大臨床病理
ページ範囲:P.2128 - P.2129
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マクログロブリン血症(macroglobulinemia)というのは,血清中に19S IgM型M-蛋白(monoclonal IgM)が増加する病態を総称し,原発性マクログロブリン血症と,基礎疾患があって合併する続発性マクログロブリン血症とに分けられる.しかるに,概念的には上記の2群に分けられるが,実際には関連する諸種疾患,たとえば骨髄腫,悪性リンパ腫,リンパ性白血病,慢性寒冷凝集素症などとの鑑別がきわめて困難なことが少なくない.
マクログロブリン血症(macroglobulinemia)というのは,血清中に19S IgM型M-蛋白(monoclonal IgM)が増加する病態を総称し,原発性マクログロブリン血症と,基礎疾患があって合併する続発性マクログロブリン血症とに分けられる.しかるに,概念的には上記の2群に分けられるが,実際には関連する諸種疾患,たとえば骨髄腫,悪性リンパ腫,リンパ性白血病,慢性寒冷凝集素症などとの鑑別がきわめて困難なことが少なくない.
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