icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 診断基準とその使い方 IX.血液・造血器疾患

von Willebrand病

著者: 風間睦美1

所属機関: 1帝京大第1内科

ページ範囲:P.2144 - P.2147

文献購入ページに移動
はじめに
 1926年von Willebrandによって報告された先天性出血傾向の一疾患は,止血障害の複雑さのゆえに,その本態について長い間論争が続けられている.従来稀な疾患とされていたこのvon Willebrand病は凝血学的検索法の発展とともにclassical型のほかにいくつかのvariant型も報告されて,かなり発生頻度の高い疾患とみなされるようになった.一方,本疾患の本態については,凝固第VIII因子との関連が重視され,von Willebrand病は臨床的にも凝血学的にも注目を浴びている疾患である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?