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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

臨時増刊特集 診断基準とその使い方

IX.血液・造血器疾患

アミロイドーシス

著者: 高月清1

所属機関: 1京大第1内科

ページ範囲:P.2151 - P.2153

文献概要

概念
 アミロイドーシスは線維構造をもつ特異な蛋白「アミロイド」の細胞外沈着を本態とする疾患である.しかし,アミロイドの発現機序は一様でなく,見かけが似たものを一括してアミロイドと呼んでいるから,病型の分類が大切である.一般に用いられる分類は,①原発性アミロイドーシス,②続発性アミロイドーシス,③骨髄腫に合併するアミロイドーシス,④局所性アミロイド腫瘤,⑤家族性アミロイドーシスの5型である.
 1)原発性アミロイドーシスは,原因と思われる疾患がなく,一般には平滑筋,横紋筋あるいは心臓,血管など中胚葉組織を侵す.そして染色態度は症例により異なり,非典型的であり,続発性アミロイドのアミロイドという言葉に対し,パラアミロイドと呼ばれることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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