文献詳細
文献概要
臨時増刊特集 診断基準とその使い方 XI.小児の疾患
難治性下痢
著者: 本間道1
所属機関: 1獨協医大第1小児科
ページ範囲:P.2163 - P.2165
文献購入ページに移動概念
下痢とは一つの症状であり,したがって難治性下痢とは治りにくい下痢ということである.
近年,乳児の下痢を伴う疾患を,治りやすいか治りにくいかということに重点を置いて研究し,治療をすることが行われている.これによると,乳児の下痢を起こす疾患は,①簡単な対症療法で治るもの,および容易に診断でき,抗生物質に反応する細菌性腸炎,②原因が明らかである原疾患に二次的に治りにくい下痢を伴うもの,③些細な原因で下痢が起こるが,徐々に悪化し治りにくいもの,の3グループに分けられるという1).
下痢とは一つの症状であり,したがって難治性下痢とは治りにくい下痢ということである.
近年,乳児の下痢を伴う疾患を,治りやすいか治りにくいかということに重点を置いて研究し,治療をすることが行われている.これによると,乳児の下痢を起こす疾患は,①簡単な対症療法で治るもの,および容易に診断でき,抗生物質に反応する細菌性腸炎,②原因が明らかである原疾患に二次的に治りにくい下痢を伴うもの,③些細な原因で下痢が起こるが,徐々に悪化し治りにくいもの,の3グループに分けられるという1).
掲載誌情報