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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 診断基準とその使い方 XI.小児の疾患

新生児高ビリルビン血症

著者: 井村総一1

所属機関: 1日大小児科

ページ範囲:P.2171 - P.2174

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はじめに
 新生児の大部分は,新生児期にいわゆる生理的黄疸と呼ばれる一過性の黄疸(高間接ビリルビン血症)を経過する.この生理的黄疸の原因は単一のものではなく,多くの因子が関与しており,ビリルビンの産生,肝におけるビリルビンのとり込み,抱合,排泄,腸管からのビリルビンの再吸収(腸・肝循環)などビリルビン代謝のいずれのステップにおいても,成人に比べて黄疸を増強する方向に働いていることが明らかにされている.
 Maisels1)は生理的黄疸の発症に関与する因子として以下の事項をあげている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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