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臨時増刊特集 診断基準とその使い方 XI.小児の疾患
小児の肥満
著者: 日比逸郎1
所属機関: 1国立小児病院内分泌代謝科
ページ範囲:P.2175 - P.2177
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肥満は体脂肪が過剰に増加した状態であるが,同時にLean Body Mass(以下LBMと略)も過剰に増加している症例が多い.したがって,肥満の有無ないしその程度の指標としては,
実際の体脂肪―年齢・性・身長から期待される標準体脂肪/年齢・性・身長から期待される標準体脂肪×100(%)
で表される数値が最も理論的に正しい.しかし,体脂肪の測定は日常臨床の場では実際上不可能なので,次式で表される肥満度(degree of overweight)で満足せざるをえない.
肥満は体脂肪が過剰に増加した状態であるが,同時にLean Body Mass(以下LBMと略)も過剰に増加している症例が多い.したがって,肥満の有無ないしその程度の指標としては,
実際の体脂肪―年齢・性・身長から期待される標準体脂肪/年齢・性・身長から期待される標準体脂肪×100(%)
で表される数値が最も理論的に正しい.しかし,体脂肪の測定は日常臨床の場では実際上不可能なので,次式で表される肥満度(degree of overweight)で満足せざるをえない.
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