icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 診断基準とその使い方 XII.癌

乳癌

著者: 渡辺弘1

所属機関: 1聖マリアンナ医大第1外科

ページ範囲:P.2192 - P.2196

文献購入ページに移動
はじめに
 乳癌は体表近くに存在する乳腺に発生する疾病であるから医者はもちろん,患者自身でも容易に触診を行いうる利点がある.また最近では癌啓蒙運動も盛んで,比較的小さな乳腺腫瘤を発見して来院する者が多くなってきた.したがって,かなり早期の乳癌も多くなり,それだけ診断も困難な場合が多くなってきた.従来乳腺疾患の診断は,その大部分を触診法に頼ってきたが,触診法にも限界があり,それを補う意味で機械による補助診断(X線診断,超音波診断など)が採用され,これらの総合判定により診断率を向上させるよう努力がなされてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?