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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 診断基準とその使い方 XII.癌

膵癌

著者: 片岡茂樹1

所属機関: 1山形大第2内科

ページ範囲:P.2210 - P.2214

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はじめに
 近年,わが国での膵癌による死亡率は急速な増加を示し,癌死の部位別頻度では第5位を占めるに至っている.この現象は膵癌そのものの発生頻度の増加にもよるであろうが,むしろ診断技術の向上などによって膵癌と診断される症例の頻度が増加してきたためと考えるのが妥当である.しかし,根治手術の適応とされる症例の割合は現在なお低率であり,早期診療を目的とした納得のいく診断基準を提示することは,極めて困難な現状といってよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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