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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻12号

1977年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 診断基準とその使い方 XII.癌

睾丸腫瘍

著者: 東福寺英之1

所属機関: 1慶大泌尿器科

ページ範囲:P.2222 - P.2224

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はじめに
 睾丸腫瘍は定型的症例に関しては診断が困難ではない。しかし貯留腫などの合併症を伴ったり,原発巣がきわめて小さく,転移巣から本症が考えられる場合は必ずしも容易ではない.なお本症の診断に際しては慎重に,かつ的確に行い,そして早期の治療にふみ切ることが大切である.治療の時期が遅延することは広範な転移を招来し,予後をきわめて不良とする危険が増大する.治療は除睾術によって病理組織学的診断が下されてから始まるのであって終わるのではなく,診断基準の設定に治療上緊急的手術を要するものと保存的治療により経過観察を行ってよいものとの相違点に主眼を置くことにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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