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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻13号

1977年12月発行

文献概要

今月の主題 知っておきたい骨・関節疾患の診かた 診断法

ミエログラフィーとディスコグラフィー

著者: 土方貞久12

所属機関: 1東電病院整形外科 2慶大整形外科

ページ範囲:P.2267 - P.2269

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 ミエログラフィー(myelography,脊髄造影法)とディスコグラフィー(discography,椎間板造影法)は,今日整形外科領域において,脊椎,脊髄疾患の診断上,最も慣用されている補助診断法である.くも膜下腔に造影剤を注入して,そのX線像から,脊髄内外の病変を検索するのが前者であり,椎間板内に造影剤を注入して,そのX線像により当該椎間板の状態を把握し,同時に造影剤注入時に惹起される癒痛と,その患者が平常訴える愁訴との類似性から,その椎間板の病原性を知ろうとするのが後者である.
 本稿では以上の両者につき,その意義と実際,診断的価値と限界,副作用などにつきふれたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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