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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻13号

1977年12月発行

文献概要

内科専門医を志す人に・私のプロトコール

剖検症例の記載

著者: 石村孝夫1 谷本普一2

所属機関: 1虎の門病院内科 2虎の門病院呼吸器科

ページ範囲:P.2341 - P.2347

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剖検症例記載のポイント
 当院では剖検症例用には今までの病歴要約用とは異なった特別の書式を用いる(ただし,本例では誌面の都合上,一部割愛した).これは本来は院内のCPCやPMC(post mortum conference)において症例提示の際,印刷して出席者に配布されるものである.そのため,内容は大変に詳しく,入院経過の項では,Assessmentよりはむしろ主観をあまりまじえずに経過を追うことに重きを置くので,内科専門医受験時の提出用としては不向きかもしれない.
 さらに上記の理由で,剖検結果との対比考察はこの要約を書きあげてからになるのと,本用紙にこの対比考察を記載する場所がないので,ただ剖検報告書を添付するだけとなり好ましいこととはいえない(内科専門医試験担当者もこの点について指摘している).筆者は専門医試験受験時,剖検症例にこれらをそのまま提出したが,あるいは今までの病歴要約用紙に,以上の点を留意して書きなおしたほうがよいかもしれない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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