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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻13号

1977年12月発行

文献概要

臨床病理医はこう読む—免疫血清検査・4

抗核抗体

著者: 伊藤忠一1

所属機関: 1岩手医大中検

ページ範囲:P.2352 - P.2353

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 抗核抗体とは,細胞核の各種成分に対する自己抗体の総称である.対応抗原としては,現在少なくとも核蛋白,DNA(native,denatured),histone,リン酸緩衝液可溶性核蛋白(extractable nuclearantigen,ENA),核小体などが知られている,さらにpoly(adenosine-diphosphate ribose)などの抗原もある.この抗体は,種属特異性および臓器特異性ともに示さないため,ヒト以外の動物の細胞核成分を用いても検出することができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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