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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻2号

1977年02月発行

今月の主題 消化器癌のトピックス

胃癌 残された胃癌—スキルス

胃集団検診より

著者: 望月福治1 北川正伸2

所属機関: 1仙台市医療センター鶴ケ谷オープン病院内科 2宮城県対癌協会検診センター

ページ範囲:P.181 - P.183

文献概要

 毎年定期的に胃の検査を受けていた患者や,つい数カ月前に消化管検査を行ったばかりの患者が胃癌であったという苦い経験はスキルスの場合に多い,このスキルスが胃癌のなかで占める位置は,早期の診断がきわめて困難であり,しかも予後が著しく悪いということである.
 胃集団検診の立場からスキルスをみると,進展型式の性格を反映していると思われ,一般外来の場合に比べ頻度が低く,したがって,診断上臨床医にかかる責任は重いということが示唆されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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