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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻2号

1977年02月発行

文献概要

今月の主題 消化器癌のトピックス 胆道癌

PTCドレナージの効用

著者: 高田忠敬1

所属機関: 1東女医大消化器病センター外科

ページ範囲:P.196 - P.197

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 胆道癌は特有の初期症状にとぼしく,通常,黄疸発症後はじめて発見される症例がほとんどである.しかも,①黄疸の鑑別が困難なため,いたずらに日々を費し,手術時期を失したり,状態の悪化をきたし手術に危険を伴うことが多い,②解剖学的位置関係から,早期に隣接臓器や大血管に浸潤をきたしたり,肝転移やリンパ節転移を起こしやすい,などにより胆道癌の外科治療成績は著しく不良なものであった.
 しかしながら,近年,この領域癌の診断ならびに治療に経皮的胆管ドレナージ(以下PTCDと略す)が縦横に応用されるようになり,治療法,成績に新たな進展をみるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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