icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻2号

1977年02月発行

文献概要

今日の食事療法

高脂血症

著者: 中村治雄1 渡辺昭2

所属機関: 1慶大内科 2慶応病院食養課

ページ範囲:P.262 - P.264

文献購入ページに移動
はじめに
 食事療法が疾患の治療の根本となっているものが多いが,とりわけ高脂血症においては,その重要性が大きい.それは,多くの高脂血症が動脈硬化性疾患発生の基盤となっていることが多く,しかも,食事によって高脂血症を是正することで,狭心症,心筋梗塞,脳卒中,突然死を予防することができることもわかっている1〜3)し,ある程度の動脈硬化病巣の消退,改善を認めることができるからである4)
 もちろん,動脈硬化とは直接関係のない高脂血症もあり,本稿では,脂質がリボ蛋白として存在するという点から,高リポ蛋白血症として,取り扱ってみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?