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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻3号

1977年03月発行

今月の主題 熱性疾患への臨床的アプローチ

各種疾患と発熱

結核

著者: 田島洋1

所属機関: 1国立療養所中野病院内科

ページ範囲:P.345 - P.347

文献概要

 わが国では,結核の発見診断に集団検診が実績をあげてきたが,最近は年間の新登録患者のうち集検発見は16.7%に過ぎず,症状発現で医院,病院を受診して発見される率がはるかに高い(73.1%).表は,入院初回治療患者の病型と初期症状との関係をみたものであるが,発熱を主訴とするものは約50%を占あている.化療開始までに示した最高体温は,39〜40℃22%,37.5〜39℃未満48%,微熱14%,平熱16%であった.病型別には,粟粒結核,胸膜炎,滲出性病変群に熱を主訴とするものが多かった.以下,初回治療例の熱型を病型別に整理してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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