文献詳細
文献概要
今月の主題 熱性疾患への臨床的アプローチ 各種疾患と発熱
薬剤アレルギー
著者: 可部順三郎1
所属機関: 1国立病院医療センター呼吸器科
ページ範囲:P.358 - P.359
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薬剤による発熱は多岐にわたる直接的・間接的作用によって起こりうるわけで,広義のdrugfeverは薬剤アレルギーによるもののみでなく,薬剤の代謝,中枢神経系への作用,host-parasite relationship,二次感染への影響,組織障害,発熱因子によるものなど種々のものを含んでいる(表)1).
薬剤アレルギーに基づく発熱は,発熱のみを主症状とする場合と,発熱と同時に皮膚発疹,光線過敏症や筋肉痛・関節痛などの血清病様症状,血液異常,肝機能障害などの他の薬剤アレルギーの症状を伴う場合とがある.
薬剤による発熱は多岐にわたる直接的・間接的作用によって起こりうるわけで,広義のdrugfeverは薬剤アレルギーによるもののみでなく,薬剤の代謝,中枢神経系への作用,host-parasite relationship,二次感染への影響,組織障害,発熱因子によるものなど種々のものを含んでいる(表)1).
薬剤アレルギーに基づく発熱は,発熱のみを主症状とする場合と,発熱と同時に皮膚発疹,光線過敏症や筋肉痛・関節痛などの血清病様症状,血液異常,肝機能障害などの他の薬剤アレルギーの症状を伴う場合とがある.
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