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今日の食事療法
腎疾患—治療食の理論,実際,効果
著者: 平田清文1 松下肇顕1 菊池宏章1 中島麟一郎1 花岡瞳2 西岡悦子2
所属機関: 1東邦大第2内科 2東邦大栄養部
ページ範囲:P.438 - P.441
文献購入ページに移動腎疾患の成因,経過,予後に関しては,既知および未知の多因子が関与している.これらの諸因子のうち,食事管理の占める役割については不明な点も多かったが,最近の食事療法の進歩によって,とくに慢性腎不全の経過と予後については,食事療法の重要性が国内外において認められている.
本稿においては,腎不全食事の理論を要約するとともに,東邦大学病院における治療食の実際とその効果について,その概略を述べる.
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