文献詳細
オスラー博士の生涯・47
文献概要
1902年の後半,9月のカナダ医師会総会での講演は,19世紀の医学の反省と20世紀の医学の進むべき方向を示す示唆にとむものであった.また,12月のニューヨークでのアカデミー・オブ・メディシンでの講演は,医学生の教育は患者に触れさせることなしには実り多い成果が得られないことを強調するという医学教育の核心にふれる提言となり,これは,アメリカにおける大学附属病院の設立を促進させる上で,非常な刺激になったようである.
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