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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻4号

1977年04月発行

内科専門医を志す人に・私のプロトコール

POS編・その4

著者: 石村孝夫1 谷本普一2

所属機関: 1虎の門病院内科 2虎の門病院呼吸器科

ページ範囲:P.573 - P.576

文献概要

 今回からは複数のactive problemをもつ症例を提示する.
 POS形式の利点と欠点
 複数のproblemをもつ症例のプロトコールをPOS形式で記載するには,手順としては,まず入院経過をproblem別に"縦割り"整理をしなくてはならない.そのつぎに,各々のproblemをS,O,A,Pに今度は"横割り"をするわけである.すなわち,従来形式なら各problemをひとまとめにしてPresent illness,Physical examinationなどに"横割り"し,経過を追って記述していただけのものが,POS形式だとproblem別に"縦割り"する操作が必要となり,プロトコール記載にあたってはより面倒になるわけだが,問題点がひとつひとつ明確に浮き彫りにされ,他人が見ても把握しやすいという利点がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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