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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻5号

1977年05月発行

文献概要

今月の主題 めまいの基礎と臨床 「めまい」の検査法

後頭蓋窩疾患に対するCTスキャンの意義と限界

著者: 喜多村孝一1 今永浩寿1

所属機関: 1東女医大脳神経センター

ページ範囲:P.678 - P.682

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はじめに
 「めまい」は極めてありふれた症状であり,原因も種種である.「めまい」は定義そのものが不明確で,患者が「めまい」として訴える症状は実に幅の広いものである.しかしながら,一言で表現するならば,「中枢神経系内に急激に生じる機能の不均衡によって生じる症状」といってよいかと筆者らは考えている.
 さて,「めまい」を発生させる病巣の局在部位は,内耳,後頭蓋窩内であることが圧倒的に多い.そして腫瘍も当然原因となり得るが,急激な機能障害をひき起こしやすい血管性病変,機能的疾患が原因としてはより重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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