icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻5号

1977年05月発行

文献概要

今月の主題 めまいの基礎と臨床 各種疾患と各科の「めまい」

心因的な「めまい」

著者: 大野喜暉1

所属機関: 1九大心療内科

ページ範囲:P.722 - P.723

文献購入ページに移動
はじめに
 日常の診療において,「めまい」をきたす原因としてはいろいろな疾患があるが,「めまい」には大別すると,真性めまいと仮性めまいとがある.
 真性めまいとは運動覚または位置覚の異常を訴えるもので,その性状は回転感,昇降感,傾斜感である.仮性めまいとは立ちくらみ,眼前暗黒感,脱力感,軽い意識障害を主とするものである.実際には,ふらふらする,目がちらちらする,眼前が真暗になる,四肢の力が抜ける,宙に浮いたようになるなどと表現される.心因的な「めまい」では,真性めまいが訴えられることは稀であり,仮性めまいのことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら