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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻6号

1977年06月発行

今月の主題 DICとその周辺

診断

DICの診断基準

著者: 安部英1

所属機関: 1帝京大第1内科

ページ範囲:P.810 - P.811

文献概要

DICの定義
 DIC(disseminated intravascular coagulation syndrome,播種性または汎発性血管内凝固症候群)とは,循環する血液の凝固性が亢進するため血管内で血液の凝固が起こって,全身各部で血栓が形成され,そのために種種の臨床症状が起こるとともに,血液の線溶活性も亢進して血栓,さらにフィブリノゲンが溶解し,このためにも各種臨床症状が起こる際,それらすべてを総括したものである.
 これらの診断基準はもとより,その際の臨床症状,すなわちoozing型ないし急激な出血や血栓によるうっ血症状,さらにはショックなどとともに,その成因や発症機序に基づく特有な血液所見をも包含する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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