icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻6号

1977年06月発行

今月の主題 DICとその周辺

DICのみられる内科疾患

肝・胆道疾患

著者: 山本祐夫1 𠮷村良之介1

所属機関: 1阪市大第3内科

ページ範囲:P.828 - P.830

文献概要

はじめに
 DICは,なんらかの病的状態下で"ひき金因子"が加わり,凝固系が活性化されて生ずる一連の生体反応であるが,この時,肝で産生されるantithrombinによるthrombinの中和,肝およびRESなどでの凝固活性物質の処理などが抑制作用として働く.
 凝固因子の産生低下もきたす重篤な肝障害時にDICが誘発されうる病態は,一見不思議とも思われるが,血中の凝固因子活性が低下することと血液凝固が活性化されることとは別問題であり,最近では,肝疾患に合併したDIC症例が多数報告されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら