icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻7号

1977年07月発行

文献概要

今月の主題 腹痛の診かた・とらえかた 随伴症状からみた腹痛

発熱

著者: 神坂幸良1

所属機関: 1都立駒込病院感染症科

ページ範囲:P.940 - P.941

文献購入ページに移動
はじめに
 何らかの原因で体内に導入または産生された発熱物質が作用し,体温調節中枢に異常をきたし,体温が正常より高くなっている状態が発熱である.この発熱物質としては細菌由来の燐脂質多糖体,白血球性発熱物質,内因性低分子発熱物質,化学的発熱物質などがあるとされている.
 一方,腹痛は腹膜の緊張,管腔臓器の伸展,筋肉の強い収縮などが痛みの刺激となっていて,末梢神経から内臓神経節,内臓神経,交感神経,脊髄白質交通枝,後根,後角,外側脊髄視床路を経て脳に伝達されて,痛みとして感じられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら