icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻7号

1977年07月発行

文献概要

今月の主題 腹痛の診かた・とらえかた 随伴症状からみた腹痛

黄疸

著者: 平山洋二1 丹羽寛文1

所属機関: 1東大第1内科

ページ範囲:P.942 - P.943

文献購入ページに移動
はじめに
 腹痛は日常われわれが遭遇する消化器症状のなかで最も頻度の高いものであり,腹痛をきたす疾患は多岐にわたるが,随伴症状として黄疸をみる場合,考えられる疾患はおのずと限定されてくる.もちろん,腹痛と黄疸の原因とが必ずしも同一疾患とは限らず,異なる疾患の合併による場合もある.たとえば,潰瘍性大腸炎に硬化性胆管炎の合併がみられることはよく知られており,また消化性潰瘍と肝硬変あるいは胆石症の合併も少なからず認められる.診断に当たってはこのような点に関しても考慮する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?