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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻7号

1977年07月発行

文献概要

今月の主題 腹痛の診かた・とらえかた 腹痛の検査法

血管造影

著者: 磯部義憲1 平松京一1

所属機関: 1慶大放射線診断部

ページ範囲:P.954 - P.957

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はじめに
 血管造影によって得られる情報は,疾患によっては極めて高く有効であることはここであえていうまでもないが,腹痛を主訴とする疾患に限らず,血管造影が最初に行われるべき検査であることは少ない.あくまで十分な問診,臨床所見,臨床化学データ,腹部単純写真など,ほかの検討を重ねた上で,ある程度の疑うべき的をしぼってから施行すべきものである(表1).
 そこで本稿では,腹痛の原因を腫瘤性病変,炎症性病変,血管性病変,および外傷その他に分けて,それぞれにおける血管造影のもつ利点,弱点を中心に適応を考えてみたい(表2).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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