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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻7号

1977年07月発行

文献概要

今月の主題 腹痛の診かた・とらえかた 注目すべき腹痛

代謝異常

著者: 佐々木英夫1

所属機関: 1山形大第3内科

ページ範囲:P.996 - P.997

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はじめに
 代謝異常による腹痛は体液性変化による腹痛とも解されるので,本稿では内分泌疾患も含めて述べてみたい.一般に代謝内分泌疾患の腹痛は非常に多く,その程度,持続,部位なども一様でなく,極めて多彩である.腹痛の成立機序も一様でないが,大半は代謝異常による消化管の機能異常として現れ,自律神経系による内臓痛的な性格を示し,一過性で,動揺性のものが多く,なかなか一定の症状として捉えにくい場合が多い.一方,代謝疾患でも二次的に器質的変化を生じ,体神経痛と解される場合もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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