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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻8号

1977年08月発行

今月の主題 癌治療の最前線

放射線療法

副障害とその対策

著者: 池田道雄1 竹内脩己1

所属機関: 1東女医大放射線科

ページ範囲:P.1095 - P.1097

文献概要

はじめに
 放射線による反応は急性(または早期),亜急性,慢性,後期の4期に分けてみることができる.照射する臓器の放射線感受性,病巣線量,照射野の大小,照射期間の長短,全身および局所の状態などによって,反応の程度には個人差がみられる.一般的には照射による正常組織の反応はシェーマ(図1)のようにMax.に達した後回復し,clinical threshold以下になって経過するが,途中で外傷(外的刺激)感染,全身状態の低下などがあるとsubclinical damageからclinical damageに移行する可能性がある,と考えられる.臨床的に問題になるのは,照射中および照射直後の早期反応と,障害が表面に出たときの後期反応とであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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